名所
旅の記録として特に心に残った場所について
コレクションに値するものを紹介する。
日本三景
・松島
仙台にいたこともあり、何度も見に行ったり、
通りかかったりした場所。だが、この写真を見てもわかるように
いまいち見所を知らない。その規模やおみやげもの屋の数は
日本三景一だと思う。カヌーで数々の島々を見て回る
というツアーもあるので参加してみたい。
・天橋立
雨が降っていたので暗い写真となってしまったが、
松島と違って見所ははっきりしている。ここはロープウェーで
丘の上に上がった場所で龍が空に舞い上がるように見えること
から飛龍観と呼ばれる。晴れた日には非常にきれいな風景に
なるようで、貸し自転車で天橋立を渡ることもできる。
台風で安芸の宮島の神社が崩壊してしまったと聞いてから、
数ヶ月。台風は天橋立にも影響を与えていたようだ。
台風23号による暴風や高波で砂浜の砂が流出し、
上にある写真では手前に写っている部分で砂浜が12m
狭まり、松林付近まで海が迫ってきているという。
(↓新聞社の方、勝手に載せちゃいました。すみません。)
自然の力による影響なので文句など言えないが、
このような景観が崩れてしまったのは大変残念である。
ちなみに天橋立のある京都府では6800トンの砂を
投入し復元に努めるらしい。
・安芸の宮島
推古天皇が設置し、平清盛が増設した
厳島神社がある。潮の満ち引きにより異なった姿を見せる。
台風に弱いようだが、海上に浮かんだような朱塗りの神社は
この他にはない見ごたえがある。おみやげもの屋は
もみじ饅頭ばっかり。
追加情報だが、2004年9月7日の台風18号で、左楽房と
呼ばれる舞楽を奉納する場所が倒壊してしまったらしい。
台風に弱いとは言え、ひどい壊れようである。
ニュースで神社を守ろうと、関係者が浮き上がる床板に
乗って押さえている姿が印象的だった。
(↓新聞社の方、勝手に載せちゃいました。すみません。)
また、近くにある大聖院というお寺の登山道には階段の
一段一段にお地蔵さんが置かれているが、その中には
なぜかアンパンマンが混ざっているらしい(☆さん情報)。
次に行く機会があればぜひ激写したいと思う。
日本三大瀑布
左から袋田の滝(茨城県)、日光華厳の滝(栃木県)、那智の滝(和歌山県)
華厳の滝だけ白黒写真みたいですが、冬に行ったので凍っているだけです。
袋田の滝の凍ったところもぜひ見てみたいです。
各滝のスペックは
・袋田の滝
高さ:120m
幅:73m
・華厳の滝
高さ:97m
幅:7m
・那智の滝
高さ:133m
幅:13m
これだけ見ると袋田の滝すげ〜!って感じですが、
流量は少なく、ちょろちょろと言う感じであまり瀑布
と言う感じではないです。それでも幅73mと言うのはスゴイ。
春夏秋冬で姿を一変させるのもこの滝の魅力だそうです。
華厳の滝の凍った姿も迫力があります。
那智の滝の近くは世界遺産に指定されており歴史ある
熊野那智大社もすぐ近くに。日本三大瀑布だけあって
それぞれ魅力ある大滝です。
がっかり名所
ここでは逆の意味で心に残った場所を紹介する。
ちなみに↓のサイトでは
http://archive.hp.infoseek.co.jp/3dai.html
様々な三大○○が紹介されているが、
日本三大がっかり名所は
1、札幌の時計台
2、高知はりまや橋
3、沖縄首礼門など
らしい。
関が原
今も戦国時代そのままの地形が残っており、
各武将がどこに陣取っていたかがパネルにより
一目でわかる。
そういう意味では昔を思い馳せることができて良いのだが、
ネームバリューの割に何もない場所。戦場跡ということも
あるが、もうすこし博物館を作ったり、レンタルサイクルで
各陣地から関が原を見渡すことができたら良いと思う。
淡路島UFO神社
淡路島立花水仙郷の手前にある不思議な一帯。
たけし・所の超偉人列伝など、バラエティー系の
番組で紹介されたとの石碑の間にあるUFO神社。
風景、300万本もの水仙は見事なのだが、そのそばに
このような一帯を作るセンスが疑われる。
↑立花水仙郷。水仙自体は非常に綺麗だ。
淡路島にはさらに500万本もの水仙がある
灘黒岩水仙郷があり、こちらは日本三大
水仙生息地だそうだ。
日本一低い山?
山というものを申請する際に、山という定義は特に
ないらしく、人工で盛られた土が山として認可される
ことがある。
以下の山は仙台にある標高6.05mの山で、正確に
は日本一低かった山である。現在、日本一低い山
の称号は大阪にある天保山に譲っている。
木でできた階段の数、14段。5秒で登れてしまうよう
な高さではあるが、国土地理院に登録されている、
れっきとした“山”である。
↑どこが山かって?
左側の少し高いところが山である。
↑山頂には、日本一低い山との看板がある。
左上の元祖の文字が消されている。
↑山頂から見渡す蒲生干潟の眺望はすばらしい。
↑山頂の一本松と神社。
山自体に行くことは話のネタにしかならないとは
思うが、山頂?からの眺望や、野鳥の観察、
食虫植物などの希少植物の観察などオプション
満載の山なので、近くにいる人はじっくりと満喫
できるのではないでしょうか。
住所:宮城県仙台市宮城野区蒲生87先
日本一低い山?2
一等三角点のある最も低い山、蘇鉄山。
一等三角点とは測量の際に基準となる三角点で、
一等を中心として二等から四等までの三角点が
置かれています。それゆえに数としては一番少なく、
貴重といえるのかも。ちなみに人が入って測量の
しやすい場所に置かれるので、富士山にある三角点
は二等三角点。
木々に埋もれた蘇鉄山。日和山よりはけっこう高い。
登山道入り口には日本一低い一等三角点の表記が。
登山口から十秒ほどで行き着く山頂。立派な三角点が
置かれています。標高は6.8m。
山頂からの風景。蘇鉄以上にたくさんある
黒松のせいで何にも見えません。
登山証明書を発行してくれる神明神社。
さかい駅南口を出て、川を渡り少し歩いた
ところにあります。
これが蘇鉄山の登山証明書。ロマンチック精神と
勇気を称えられました。勇気って何の勇気?
蘇鉄山の所在地:大阪府堺市大浜北町4-3-50
日本一低い山!
これぞ、国土地理院が認める日本一低い山、
天保山。日和山、蘇鉄山、天保山、一月のうちに
3つの日本一低い山に行くとは思っていません
でしたが、これが正真正銘日本一低い山です。
江戸時代に港を作るために削った土を盛って、
船の目印にしたものが天保山と呼ばれています。
近年になって土が削られ、地図からその名が
消えているうちに日本一を名乗ろうとしたのが
宮城県日和山ですが、その夢はさらに低くなった
天保山の申請により阻まれたようです。
山を見つける前に山頂を見つけてしまいました。
山頂を示す小さなボードと二等三角点があります。
標高は4.5m。日和山、蘇鉄山よりも圧倒的に低い!
山頂からの風景、運河をはさんでUSJを望むことができる。
振り返ると高さ112.5mの大観覧車がそびえている。
山頂からの帰り道。右側の階段の上が天保山。
山の形をしていないので、全景を伝えることはできません。
登山証明書を発行してくれる喫茶山小屋。
天保山からはちょっと離れた場所にあります。
午後1時からの開店で、まだシャッターが
閉まっていましたが、たまたま中から出てきた
マスターに、登山証明書を頂くことができました。
天保山の登山証明書。発行には手数料として、
10円かかります。証明書にあるいちびり精神とは
ふざけまわる、調子に乗るといった意味合いが
あるそうです。よく言えば遊び心があるということ
でしょうか。今年に入って706番目の登頂者となる
ことができました。けっこう登る人がいるんですね。
天保山の所在地:大阪府大阪市港区築港3-2